首都高技術株式会社のロゴ

JP
EN

構造物点検

道路構造物のエキスパートが 首都高速道路を守ります。

道路構造物の エキスパートが 首都高速道路を守ります。

首都高速道路を安全かつ安心してご利用いただけるよう、経験豊かな道路構造物のエキスパートが維持管理の出発点となる構造物の点検に取り組んでいます。取得した点検データは、お客さまや第三者への被害を未然に防ぐほか、過酷な使用条件下の首都高速道路の補修・補強設計、長期的な維持管理計画に役立てています。

定期点検

構造物に発生した損傷や異常を発見するため、接近目視を基本とした点検を定期的に実施しています。損傷や異常が発見された場合は、診断や経年変化の把握を行い構造物の健全度評価を行います。

橋梁の点検

  • 高架橋の点検

    高所作業車やオーバーフェンス車(橋梁点検車)を使って構造物へ接近し、首都高速道路を走るお客さまの安全や第三者への被害を防止するために日々点検を行っています。総延長が約330kmにわたる首都高速道路は、高架橋やトンネルなどの構造物の占める割合が約95%となっており、きめ細やかな維持管理が必要です。

  • 鋼部材の点検

    鋼部材の代表的な損傷として疲労き裂があります。このき裂は肉眼で確認することのできないほど非常に小さなものが多く、非破壊試験の一つである磁粉探傷試験を用いて確認を行います。そのほか、ボルトの破断等については超音波探傷試験器を用いて確認を行います。

  • 河川やビルが接近している箇所の点検

    河川上やビルが隣接しているなど、高所作業車による接近点検が不可能な箇所では、河川に高所作業車を積んだ台船を設置して点検を行う方法や、ロープ高所作業により点検を行っています。

  • 高所作業車を積んだ台船を設置した点検

  • 橋梁点検(国道6号)

  • 跨道橋の橋梁点検
    (都心環状線に架かる中央区管理の橋梁)

トンネルの点検

  • 首都高速道路にはトンネル内に分合流があるものや、高速道路として国内最長の山手トンネルがあり、点検に時間を要することがあります。お客さまへの影響を最小限にするため、トンネル点検車という特殊な車両を用いて効率的に点検を行っています。

土工部の点検

  • 路面の陥没等を未然に防ぐため、路面下の異常を確認できる特殊な車両を用いて空洞などの有無を確認しています。

日常点検

パトロールカーによる高速道路上の巡回点検や、徒歩による高架下からの双眼鏡を用いた遠望目視点検を日常的に実施し、道路構造物や路面、附属施設に損傷や異常がないかを確認しています。

巡回点検

  • パトロールカーに乗車した点検技術者が高速上(本線、出入口)および高架下を巡回し、車上目視にて損傷や異常箇所の確認を行っています。落下物や路面の異常など通行車両に危険をもたらす損傷を早急に発見し、首都高速道路の安全を守っています。

徒歩点検

  • 高架下より双眼鏡を用いて遠望目視による点検を行っています。高架下が河川の箇所はボートを用いて点検を行います。

緊急点検

地震、台風等の災害や、大きな事故が発生した場合、構造物に予期せぬ損傷や異常がないかを確認するため、臨時・緊急の点検を24時間体制で実施しています。

災害時点検

  • 地震時点検

    地震発生後、構造物に予期せぬ損傷や異常がないかを確認するため点検を行います。

  • 暴風時点検

    10分間の平均風速が15m/sを超えた場合、道路としての機能や航行船舶への安全性を確認するために点検を行います。車上から路面の目視点検を行うとともに、高架下より双眼鏡を使って遠望目視点検を行います。

  • 落雪防止の監視・巡回点検

    首都高速道路の構造物に積もった雪が落下することで第三者ヘの被害が想定される箇所について、定点監視および巡回パトロールを行っています。

事故時点検

  • 交通事故や火災などの影響により構造物や附属施設が破損した場合、緊急に点検を行います。

特殊な構造物の点検

一般的な構造物とは異なり複雑な構造である長大橋(レインボーブリッジや横浜ベイブリッジ)、沈埋トンネル等に対して、接近点検に加え計器を用いた計測を定期的に実施し、安全性の確認を行っています。

長大橋の点検

  • レインボーブリッジや横浜ベイブリッジなどの長大橋では、ケーブルの張力測定などを定期的に実施しています。

沈埋トンネルの点検

  • 函体の継手部や連結ケーブル定着部などの点検を行い、トンネル全体の健全度を確認しています。ひびわれ幅の変動についてはコンタクトゲージを用いて追跡調査を行います。

建築構造物の点検

建築物の点検は、接近目視や点検機器で建築物の損傷等の状況を定期的に把握する点検です。建築物の耐震性・安全性・適法性等の判断を行うため、打診及び指触等による点検の他、建築物の使用状況の確認及び計測を行っています。

料金所の点検

  • 常に良好な状態を保つために

    料金所施設では、高所作業車による接近点検等を行い、お客さま及び第三者被害を防止するため、常に良好な状態を保つため点検を行っています。

  • 料金所柱脚の点検

    料金所柱脚のアンカーボルトはテストハンマーによるたたき点検を行い、ボルトの破断等については超音波探傷機器を用いて確認を行っています。

  • 料金所収受ブースの床下等の点検

    料金所収受ブースの床下等は目視確認が困難なため、ビデオスコープを用いて点検を行っています。

パーキングエリアの点検

  • お客さまの利便性と安全性を確保

    パーキングエリア施設は、多数の一般のお客さまが利用する施設であるため、施設内の環境や利便性の他、お客さまの被害につながる損傷等に対する点検を行っています。

  • 快適性が求められるトイレの点検

    お客さまが利用するパーキングエリア内のトイレ施設は触診による点検を入念に行っています。

  • 植栽や排水桝などのパーキングの外構点検

    パーキングエリア外構点検では、フェンス取付ボルトのゆるみ、植栽、駐車場排水桝の詰り等の確認を行っています。

換気所他建物

  • 高速道路を維持する多様な施設の点検

    首都高速道路を維持管理する建物施設は、換気所、受変電所、排水ポンプ所、凍結防止材倉庫等といった多岐にわたる用途があります。これらの施設は接近目視を基本とし、必要に応じて触診や打音等の非破壊検査等を併用して点検を行っています。

  • 関係する建築物の外壁のたたき点検

    第三者被害が想定される外壁等はゴンドラ足場を利用してテストハンマーによるたたき点検を行い、タイルの浮きやひび割れ等の確認を行っています。

維持管理業務における技術の取り組み

GIS(地理情報システム)と3次元点群データを活用した維持管理

  • InfraDoctor®/インフラドクター

    GISと3次元点群データを活用し、構造物の的確な劣化診断予測、適時・適切な補修を可能とする維持管理システム(InfraDoctor®)で、維持管理に関する各種業務の支援を行っています。

維持管理業務の効率化

  • InfraPatrol®/インフラパトロール

    地図・映像・センサー情報を組み合わせたインフラ維持管理業務の効率化・高度化を推進するシステム(InfraPatrol®)で、巡回点検業務などの効率化を行っています。

  • 見るメンテ

    360度カメラとAIによる現場ビューで自動生成した360度映像、申請書類、点検データを一元管理できるシステムで、点検業務、設計業務などの効率化を行っています。

照度・電界強度測定

  • WaveDoctor®/ウェーブドクター

    道路施設に関わる各種測定機器を一括搭載した車両により、交通規制等を行うことなく、一般車両と同じ速度で走行しながら、照度及び電波測定を行っています。

  • 照度測定業務(名古屋高速)

近接困難箇所における点検技術

  • 橋梁点検用ドローン

    現場状況に応じて大型・小型ドローンを使い分け、画像・映像確認手法を用いた橋梁点検を行っています。

  • やもりん®~磁石式鋼橋点検装置~

    強力なネオジム磁石を取付けたクローラーや車輪が、鋼部材に吸着しながら移動し、性能カメラの映像をICT端末に伝送してリアルタイムで確認・記録して点検を行っています。

  • 全方位カメラを用いた点検支援技術【つりさげ太郎】

    360度全体の撮影が可能な全方位カメラをユニットやポールに装着して昇降させ、近接目視が困難な部位に近づけて点検を行っています。

  • トラス橋点検用ロボット

    落下防止機能・バッテリーを備えたロボットで、トラス橋の角型部材を走行して点検困難箇所を撮影し、手元のICT端末で撮影映像を確認しながら点検をサポートしています。

維持管理業務における技術の取り組みの詳細は技術・製品情報ページをご覧ください。